キネステティクス®体験会報告 2025年6月
2025年6月7日に福岡県にある飯塚市穂波福祉総合センターで行われた体験会の報告です!
今回の体験会には、キネステティクスを初めて体験される8名の参加者と、みやま市・大牟田市から2名の認定プラクティショナーが参加し、にぎやかな時間となりました。
参加者は全員セラピストで、「体格の大きな方への介助」「認知症などで指示が通りにくい方への支援」「医療的ケアや特別な支援が必要なお子さんへのサポート」など、日々の現場でより楽に、そしてお互いが心地よく過ごせる介助方法を求めて参加してくださいました。
当日は、「マス」と「スペース」の概念をもとに、あお向けから座位への移動、ベッドからイス、イスからイスへの移動介助を、2人1組になってさまざまに探索しました。
気がつけば、2時間の体験はあっという間。
笑顔と発見があふれる、充実した時間となりました。
受講生からは
・マスに重さを移すという方法が新鮮でした。今まで「重心移動」は知っていましたし、移乗では大事な事と思っていましたが、どう移動させるかが実感できました。
・介助側、介助される側のどちらの動きも体験する事で、マスが動くのを体験できて、わかりやすかったです。
・作業療法士3年めですが、学生の実習等でコロナ関係で身体に触れる事が出来なかったため、今回実践できて勉強になりました。これがきっかけにもなったので病棟で相談しながら取り組んでいきたいと思います。自分に自信がつきました。
といった感想を頂きました。
最後には、認定プラクティショナーの三栗野さんと豊満さんから、スライディングボードの使い方についての話がありました。福祉用具をどう活用すれば、介助される方の持つ機能を最大限に引き出せるのか?福祉用具を使用する場合においても、動きを支援することの重要性について、参加者の理解が深まりました。
後日、参加者のうち2名の方からベーシックコースへのお申し込みをいただきました。
キネステティクスをさらに多くの人に体験してもらいたいと思います !