ベーシックトレーナー養成スーパービジョンコース開催報告 2025年3月
2025年3月、東京がん研有明病院にて「ベーシックトレーナー養成スーパービジョンコース」を開催しました。
参加者はトレーナーを含む10名。2名のマスタートレーナーが見守る中、3名のトレーニー(トレーナー候補として指導技術を学ぶ受講者)による実践的なコースがスタートしました。
初日は、緊張から言葉もぎこちなく硬さが見られましたが、日を追うごとに笑顔が増え、チーム内のコミュニケーションもスムーズに。最終日には、3人のトレーニーから「キネステティクス®の概念を伝えたい」という情熱が強く伝わる、素晴らしいセッションとなりました。
参加したトレーナーからは、次のような感想をいただいています。
「日頃コースを開催しているがスーパービジョンに参加して、概念の新たな発見や理解ができて参加してよかった」
「キネステティクス®とは『動きの学問』と言われるだけあって、まずは動いてみて、あれっ?こうしたらもっと上手く動けた、次はこうしよう、動いていたらなんか楽しい、また次もやりたい!といった中毒性があります。動画にもアップした、みんなが並んで寝ている状態から立位になるまでの動きは、まさにキネステティクス®を象徴していると思います。相手の動きを感じてから次々と動きが波のように出てきた。余分な力は入っていないのです!」
また、今回修了したトレーニーのひとりは、次のような言葉を寄せてくれました。
「自分が知るために学習してきたところから、人に伝えるための学習へと視点が変わりました。視点が変わったことにより、わからないことが明確になりました。コース開始前と終了後の現時点での課題も変化しています。コース中、常に考えていたことは、誰のために学習しているのか、学習して何がしたいのかという事でした。もちろん、人に伝えられるスキルを身につける事は素敵なことで素晴らしい事だと思います。本来の目的は実践で活用する事です。そこに立ち返りながら学習できたことは、私の中でとても大きな気づきでした。」
このスーパービジョンコースを通じて、3名のベーシックコーストレーナーが誕生しました。
半年間の学びを経て得た成果に、心から敬意を表します。
会場を快くご提供いただいた東京がん研有明病院の皆さまにも、この場を借りて感謝申し上げます。